結論から言うと、2026年現在のVALORANTプロシーンではRazer Viper V3 ProとLogicool G PRO X SUPERLIGHT 2系統の使用率が特に高く、この2系統から選べば形状面で大きく外すことはありません。本記事では、プロの使用が確認されている定番モデルを中心に、公称スペックと「どんな人に向いているか」を整理して10モデル紹介します。なお本記事のスペックは各メーカーの公称値であり、価格はセールなどで変動するため記載していません。
このページに出てくる使用率は、VCT Pacific 2026の全12チームについて当サイトが公開情報を1件ずつ集計したものです。母数は54名(mouseのデータを確認できた選手数)で、集計日は2026-08-14です。機材が公開されていない選手は母数から除いています。
プロ使用率の高いマウス10選 比較表
「プロが実際に何を使っているか」は、マウス選びで最も参考になる指標のひとつです。プロは自分の成績が懸かった状態で、あらゆるマウスを試したうえで機材を選んでいるからです。以下は2026年7月時点のVALORANTプロ使用率TOP5と、実際に使用している代表的な選手です。
| 順位 | モデル | 使用率 | 主な使用プロ |
|---|---|---|---|
| 1位 | Razer Viper V3 Pro | 16.7% | Zekken、nzr、MaKo(DRX)、BuZz(T1) |
| 2位 | Razer Viper V4 Pro | 15.4% | SugarZ3ro(ZETA)、johnqt、tuyz |
| 3位 | Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 | 8.2% | stax(T1)、aspas、Sacy |
| 4位 | Logicool G PRO X SUPERLIGHT(初代) | 7.6% | t3xture(Gen.G)、Kyedae |
| 5位 | Logicool G PRO X2 SUPERSTRIKE | 6.6% | something(PRX)、Meteor(T1)、shroud |
1. Razer Viper V3 Pro
主な使用プロ:Zekken、nzr、MaKo(DRX)、BuZz(T1)。VALORANTプロ使用率1位(16.7%)の王道モデルです。なお最新世代のViper V4 Proは使用率2位(15.4%、SugarZ3roなどが使用)で、こちらも急速に置き換えが進んでいます。
2026年現在、VALORANTプロシーンで最も使用が確認されているモデルのひとつです。約54gの軽量ボディに左右対称のロー〜ミドルプロファイル形状を採用し、つかみ持ち・つまみ持ちを中心に幅広い持ち方に対応します。同梱のHyperPollingドングルにより最大8,000Hzのワイヤレスポーリングに対応しており、ハイリフレッシュレート環境との相性も良好です。センサーやスイッチも現行世代のハイエンド構成で、競技用としての完成度が高い一台です。
- 重量:約54g(公称)
- センサー:Focus Pro 35K オプティカル Gen-2(最大35,000DPI)
- 接続:2.4GHzワイヤレス(最大8,000Hzポーリング対応)
- バッテリー:最大約95時間(1,000Hz時・公称)
2. Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
主な使用プロ:stax(T1)、aspas、Sacy。VALORANT使用率3位、全ゲーム横断では2位の定番です。
長年プロシーンの定番として使用が確認され続けている、左右対称ワイヤレスマウスの代表格です。約60gの軽量設計とクセのない卵型形状で、初めての競技向けマウスとしても選びやすいモデルです。HERO 2センサーを搭載し、ファームウェアアップデートで高DPI・高ポーリングレートにも対応しています。国内での入手性やサポート面の安心感も魅力です。
- 重量:約60g(公称)
- センサー:HERO 2(アップデートで最大44,000DPI)
- 接続:LIGHTSPEEDワイヤレス(アップデートで最大8,000Hz対応)
- バッテリー:最大約95時間(公称)
3. Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX
SUPERLIGHT 2の性能はそのままに、左右非対称のエルゴノミクス形状を採用した派生モデルです。手のひらへのフィット感が高く、かぶせ持ち・つかみ持ちで手の大きめな人に向いています。プロシーンでも移行例の報告が増えており、対称形が手に合わなかった人の受け皿として存在感を高めています。センサー・無線性能は上位モデルと同等クラスです。
- 重量:約60g(公称)
- 形状:左右非対称(右手用エルゴノミクス)
- センサー:HERO 2(最大44,000DPI)
- 接続:LIGHTSPEEDワイヤレス(アップデートで最大8,000Hz対応)
4. Razer DeathAdder V4 Pro
主な使用プロ:CS2のNiKo・frozen、ApexのHALなど。エルゴ形状で軽さも欲しいプロに支持されています。
FPS向けエルゴノミクスマウスの代名詞であるDeathAdderシリーズの最新世代です。伝統の右手用形状を維持しながら約56gまで軽量化されており、「エルゴ形状は重い」という常識を覆した一台です。高ポーリング対応のワイヤレスレシーバーが標準同梱される点も競技志向のユーザーには嬉しいポイントです。かぶせ持ちで手にしっかり収まるマウスを探している人の第一候補になります。
- 重量:約56g(公称)
- 形状:右手用エルゴノミクス
- センサー:Focus Pro オプティカル(最大45,000DPI・公称)
- 接続:2.4GHzワイヤレス(最大8,000Hzポーリング対応)
5. ZOWIE U2
大会シーンで長く支持されるZOWIEのワイヤレスモデルです。ソフトウェア不要のドライバーレス設計で、どのPCに挿しても同じ設定で動作するのが最大の特徴です。左右対称ながら後方がやや高い独自形状で、つかみ持ちとの相性が良いと言われています。エンハンストワイヤレスレシーバーが同梱され、遅延の少ない安定した接続を重視した設計です。
- 重量:約60g(公称)
- 設定:本体ボタンのみで完結(ドライバーレス)
- 接続:2.4GHzワイヤレス(専用レシーバー同梱)
- DPI:本体切替式(400〜3,200)
6. VAXEE XE Wireless
元プロやコミュニティの意見を取り入れた設計で知られるVAXEEの左右対称モデルです。極端な軽量化よりもクリック感・ビルドクオリティ・操作の安定感を重視しており、軽すぎるマウスが合わない人に向いています。対応レシーバーで高ポーリングレートにも対応します。国内でもタクティカルFPS勢からの支持が根強いブランドです。
- 重量:70g台(公称)
- 形状:左右対称(やや大きめ)
- センサー:PAW3395
- 接続:2.4GHzワイヤレス(最大4,000Hz対応)
7. Pulsar X2 V2
コストと性能のバランスに優れた軽量対称マウスとして、国内外のVALORANTプレイヤーに広く使われているモデルです。約53gの軽さと、つかみ持ち・つまみ持ちに合いやすいくびれのある形状が特徴です。サイズ展開があるため手の大きさに合わせて選べるのも利点です。別売の4Kドングルで高ポーリング運用にも対応できます。
- 重量:約53g(公称・サイズにより異なる)
- センサー:PAW3395(最大26,000DPI)
- 接続:2.4GHzワイヤレス(別売ドングルで4,000Hz対応)
- 形状:左右対称(Mini/Medium展開)
8. Lamzu Maya
約45gという軽さと、手のひらに吸い付くような小型対称形状で人気を集めるモデルです。ローセンシからハイセンシまで扱いやすく、特につまみ持ち・つかみ持ちのプレイヤーから高い評価を得ています。ビルドクオリティの高さも評判で、軽量マウスにありがちな剛性不足の不安が少ない点も魅力です。対応レシーバーで4,000Hzポーリングにも対応します。
- 重量:約45g(公称)
- センサー:PAW3395
- 形状:小型左右対称
- 接続:2.4GHzワイヤレス(4,000Hz対応レシーバーあり)
【国内流通の実査 2026-08-24】Amazon.co.jp で無印 Lamzu Maya の販売状況を当サイトが確認しました。無印 Maya の Charcoal Black(ASIN B0CY1WRSDB)は、購入ボタンの既定が中古品(コンディション「非常に良い」・発売元 ☆YKStore埼玉本店)で残り1点という状態です。日本正規代理店保証つきの Imperial Red(B0D949C92X)も既定が中古品「可」・残り1点でした。新品で安定して買えるのは LAMZU MAYA REJECTモデル(8Kドングル同梱・公称45g)で、こちらは出荷元 Amazon・販売元 REJECT公式ストア・在庫ありでした。なお検索結果に多く出てくる「Maya X」は公称47g・センサー PAW3950 の別モデルです。無印 Maya を探している場合は型番を確認してください。
9. Ninjutso Sora V2
公称約39gという超軽量クラスのワイヤレスマウスです。穴あきシェルに頼らないソリッドデザインでこの軽さを実現しており、長時間のエイム練習でも手首への負担が少ないのが魅力です。軽量マウス特有の振り出しの速さを活かした、ハイペースなエイムスタイルと好相性です。細かい調整はソフトウェアから行えます。
- 重量:約39g(公称)
- センサー:PAW3395
- 形状:小型左右対称
- 接続:2.4GHzワイヤレス
10. Logicool G304
「まずは無線マウスを試したい」という人の定番エントリーモデルです。約99gと最新の軽量マウスに比べれば重めですが、LIGHTSPEEDワイヤレスの安定性と単3電池1本で長期間動くランニングコストの低さは健在です。小型の左右対称形状で手の小さい人にも扱いやすく、コスパ重視の入門機として今なお選ばれ続けています。
- 重量:約99g(電池込み・公称)
- センサー:HERO(最大12,000DPI)
- 接続:LIGHTSPEEDワイヤレス
- 電源:単3電池1本(最大約250時間・公称)
VALORANT向けマウスの選び方
形状と持ち方の相性を最優先する
スペック以上に重要なのが、自分の持ち方(かぶせ・つかみ・つまみ)と形状の相性です。かぶせ持ちならDeathAdder V4 ProやDEXのようなエルゴ形状、つかみ・つまみならViper V3 ProやX2 V2のような対称形が合いやすい傾向があります。手のサイズに対して大きすぎるマウスは細かいエイム調整がしづらくなるため、サイズ展開のあるモデルはサイズ選びも慎重に行いましょう。
重量は50〜60g台を目安に
VALORANTは振り向きよりも精密な置きエイムとストッピングが重要なタイトルですが、それでも軽いマウスはエイムの初動と切り返しで有利に働きます。現在の主流は50〜60g台で、プロの使用モデルもほぼこの帯域に収まっています。ただし軽すぎると手ブレがそのまま出やすくなるため、安定感重視ならVAXEEのような70g台も選択肢になります。
ポーリングレートは1,000Hzで十分、こだわるなら4K/8K
1,000Hzでも競技上の支障はありませんが、240Hz以上のモニターを使っているなら4,000Hz以上の高ポーリングでカーソルの滑らかさが体感できる場合があります。高ポーリングはバッテリー消費が増える点、PC負荷が上がる点も考慮して選びましょう。有線か無線かで迷っている人は有線vs無線マウス比較も参考にしてください。
プロのDPI・感度(eDPI)の傾向
機種と同じくらい聞かれるのが設定です。まず用語を整理します。
- DPI:マウス本体側の解像度設定。プロの主流は400・800・1600のいずれかで、800が最も多い設定です
- eDPI:DPI×ゲーム内感度で求める「実質感度」。機種や設定が違う選手同士でも比較できる共通指標です
VALORANTはタップ撃ちの精度が勝敗を分けるためローセンシ(eDPIが低め)が主流で、多くの選手が150〜300前後のレンジに収まります。当サイトの検証でも、DPIは400か800を選ぶ選手が大多数でした。
ただし重要なのは数値そのものではなく「振り向き(180°)に何cmマウスを動かすか」です。同じeDPIでもゲームが違えば振り向きは変わります。感度変換ツールで自分の振り向きcmを把握し、それを固定するのが上達の近道です。
日本のプロが使うマウス(当サイト検証)
| 選手 | 所属 | 使用マウス |
|---|---|---|
| SugarZ3ro | ZETA DIVISION | Razer Viper V4 Pro(黒) |
| Meiy | DetonatioN FocusMe | Razer Viper V4 Pro(白) |
| Foxy9 | VARREL | Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2c(黒) |
| akame | DetonatioN FocusMe | チーム記事で最新情報を掲載 |
全チーム・全選手の詳細はVCT Pacific使用デバイス総まとめ、キーボードやマウスパッドまで含む全体像はプロデバイス統計2026にまとめています。
よくある質問
プロと同じマウスを使えば強くなれますか?
マウスを変えるだけで実力が上がるわけではありませんが、プロの使用率が高いモデルは「多くの人の手に合いやすい形状」である可能性が高く、失敗しにくい選択と言えます。最終的には自分の手のサイズと持ち方との相性がすべてなので、使用率はあくまで候補を絞る材料として活用しましょう。
8,000Hzポーリングは必要ですか?
必須ではありません。1,000Hzでもプロレベルのプレイは十分可能です。高リフレッシュレートモニターと高性能PCが揃っている環境で、カーソルの滑らかさを突き詰めたい人向けのオプションと考えるのが現実的です。
予算を抑えたい場合はどれを選べばいいですか?
まずはG304のようなエントリー無線モデルか、セール時のPulsar X2系が狙い目です。予算別の候補はコスパ最強ゲーミングマウス10選で詳しく紹介しています。
まとめ
2026年のVALORANTプロシーンでは、Razer Viper V3 ProとG PRO X SUPERLIGHT 2系統を筆頭に、50〜60g台の軽量ワイヤレスが主流です。迷ったらこの2系統から、かぶせ持ちならDeathAdder V4 ProやDEXを検討するのが近道です。予算を抑えたい人はコスパ最強ゲーミングマウス10選を、マウスの性能を最大限引き出したい人はマウスパッドおすすめ12選もあわせてチェックしてみてください。
プロと同じマウスを買っても同じにならない理由
使用率のデータは有用ですが、マウスは真似する価値が最も低い機材です。理由は明確で、手の大きさと持ち方が違えば同じ結果にならないからです。
| 機材 | 真似する価値 | 理由 |
|---|---|---|
| マウスパッド | ◎ 最も高い | 手の大きさに左右されにくく、5,000円前後で試せる |
| キーボード(ラピトリ) | ◎ | 機能差が明確で、誰が使っても同じ挙動になる |
| マウス | △ 形状次第 | 手長・持ち方で結果が変わる |
| 感度・DPI | △ レンジのみ参考 | 数値より「振り向きcm」を自分で決めるべき |
| モニター | × 環境次第 | PCがfpsを出せなければ活きない |
使用率データの正しい使い方は「形状の傾向を読むこと」です。上位に左右対称・50〜60g台が並んでいるなら、その形状帯が多くの人に合うという情報として使えます。型番をそのまま買うのとは意味が違います。
使用率データを読むときの注意点
- スポンサー契約の影響がある:チームの契約ブランドに寄るため、純粋な性能比較ではありません。複数チーム・複数ブランドにまたがって使われている製品ほど、実力で選ばれている可能性が高いです
- 更新のタイミングでずれる:新製品が出た直後は移行途中で、旧モデルと新モデルが混在します
- 手の大きさが公開されていない:同じマウスでも、プロの手長が19cmなら17cmの人には大きすぎます
- プロの環境は自宅と違う:大会は有線・低遅延の専用環境です。回線条件が違う以上、機材だけ揃えても前提が揃いません
プロの傾向から実際に取り入れるべき3つ
型番を真似する代わりに、傾向として一貫している部分を取り入れるほうが確実に効果があります。
- ①ローセンシ寄りにする:振り向き25〜40cmが多数派です。ただしパッドが小さいまま感度だけ下げると振り切れなくなり逆効果なので、XL(横幅45cm以上)とセットで考えてください
- ②50〜60g台の重量帯を選ぶ:ここは形状に関係なく共通する傾向で、長時間プレイでの安定に効きます
- ③マウスパッドから揃える:使用率の偏りが最も大きく、価格も抑えられます。真似する価値と費用対効果が最も高い機材です(プロのパッド使用率)
逆に、感度の数値をそのままコピーするのは避けてください。同じ数値でもマウスパッドのサイズと机の環境が違えば、実際の振り幅は変わります。自分の振り向きcmから逆算するのが正しい手順です(感度変換ツール)。
Q. プロが使っていないマウスは避けるべきですか?
その必要はありません。プロの選択はスポンサー契約に強く影響されるため、「使われていない=性能が低い」ではありません。中華ブランドの軽量機などは、契約の関係でプロシーンに出てこないだけで、実力では引けを取らない製品があります。
Q. 使用率1位の製品を買えば間違いないですか?
手の大きさが合っていれば有力候補です。ただし1位の製品が全長127mm前後なら、手長17cm台の人には長すぎます。使用率より先に実寸を確認してください(手長別の適正サイズ)。
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