PRO X2 RAPIDとWootingの違い|配列・サイズ・8kHz・プロ使用率で比較【10/15発売】

プロの機材

ロジクールGが磁気式キーボードPRO X2 RAPIDを発表しました(国内発売は 2026年10月15日)。8,000Hz・ラピッドトリガー・磁気スイッチのホットスワップと、VALORANTプロの定番 Wooting と真正面から重なる仕様です。この記事では、公式の仕様と、当サイトが Amazon.co.jp の商品ページで確認した国内で買える配列、そして VCT Pacific プロ54名の使用状況を並べて、何が違うのかを整理します。

※当サイトは実機を保有していないため、打鍵感や使用感の評価は書いていません。仕様はメーカー公式、配列と販売状況は 2026-09-29 時点の Amazon.co.jp 商品ページで確認した内容です。

結論:いちばん大きな違いは「配列」と「サイズ」

  • PRO X2 RAPID の国内正規品は日本語配列のテンキーレス。Amazon.co.jp で予約受付中の5種類(ブラック・ホワイト・ピンク、Amazon.co.jp限定版を含む)は、いずれも商品ページに日本語配列と表記されています
  • Wooting は Amazon.co.jp の出品がすべて英語(US)配列。60HE v2・60HE+・80HE とも、当サイトが確認した出品は US-ANSI でした。Wooting 公式では 80HE に JIS 配列の設定がありますが、Amazon.co.jp では見つかっていません
  • サイズは TKL(PRO X2 RAPID)/60%(60HE v2)/80%(80HE・80HE+)。60%はファンクション列と矢印キーが無いぶん横幅が小さく、マウスを動かせる範囲が広くなります
  • ポーリングレートはどれも 8,000Hz。アクチュエーションの刻みは PRO X2 RAPID が 0.05mm、Wooting が 0.1mm です
  • プロの使用状況は Wooting が54名中40名。ロジクールのラピッドトリガー系キーボードを使っている選手は、集計時点で0名です(PRO X2 RAPID は未発売)

仕様の比較表

項目 PRO X2 RAPID Wooting 60HE v2 Wooting 80HE / 80HE+
サイズ テンキーレス(TKL) 60% 80%(ファンクション列・矢印キーあり)
配列(Amazon.co.jp の出品) 日本語配列(予約5種すべて) 英語 US-ANSI 80HE:英語 US-ANSI/80HE+:出品を確認できず
公式の配列ラインナップ 公式ページに配列違いの記載なし ANSI(通常/スプリットスペースバー) 80HE:ANSI・ISO・JIS
ポーリングレート 8,000Hz(スキャンレートも8kHz) 8,000Hz(Tachyon モード) 8,000Hz(Tachyon モード)
アクチュエーション 0.1〜4mm・0.05mm刻み 0.1〜4.0mm・0.1mm刻み 80HE+:0.1〜4.0mm・0.1mm刻み
スイッチ KS-20 POM(磁気式アナログ・潤滑済み) Lekker Tikken Medium 80HE:Lekker L60 V2/80HE+:Lekker Tikken Medium
ホットスワップ 対応(磁気式スイッチのみ。メカニカルスイッチは非対応) 対応 対応
本体での設定 有機ELディスプレイ+ローラーで、ソフトを起動せずにアクチュエーション・ラピッドトリガー・KEY PRIORITY を変更 ソフト(Wootility・ウェブ版あり)で設定。オンボードに4プロファイル ソフト(Wootility)で設定
接続 有線USB 有線 USB-C(2m ケーブル) 有線 USB-C(2m ケーブル)
本体 アルミ製スイッチプレート・6層の吸音構造・シリコン製パームレスト付属 ABS(606g)またはアルミ(945g)・305×115mm 80HE:PCR ABS(790g)または亜鉛合金・346×142mm
出典:ロジクールG 公式・Wooting 60HE v2 公式・Wooting 80HE 公式・Wooting 80HE+ 公式(2026-09-29確認)。配列は Amazon.co.jp の各商品ページの表記。

「Wooting 80HE v2」は存在しない:後継は 80HE+

「Wooting 80HE v2」で検索されることがありますが、Wooting 公式の 80HE のページには 80HE v2 という製品は無く、新しいモデルとして 80HE+ が案内されています。80HE+ の変更点は、スイッチが Lekker Tikken Medium になったこと、FR4 プレートと内部構造の見直し、スプリットスペースバーへの対応などです。

Amazon.co.jp には「Wooting 80HE Linear60 v2」という表記の出品がありますが、これは 80HE 本体(US-ANSI)で、「v2」はスイッチ(Lekker Linear60 V2)を指す表記と読めます。80HE+ の出品は 2026-09-29 時点で見つかりませんでした。VCT Pacific では Nongshim RedForce の Rb が 80HE+ を使っています。

PRO X2 RAPID は前モデルから何が変わったか

Amazon.co.jp の商品説明は、前モデルからの変更点を次のように書いています。

  • レポートレート 1,000Hz → 8,000Hz
  • 吸音構造 4層 → 6層
  • 有機ELディスプレイと調整ローラーを新搭載。G HUB を使わずに本体だけで設定できる
  • 磁気式アナログスイッチのホットスワップに対応(メカニカルスイッチは非対応)

8,000Hz・ホットスワップ・オンボード設定は、Wooting が先に持っていた要素です。PRO X2 RAPID の更新は、Wooting との差を詰める方向の変更だと言えます。

【独自集計】VCT Pacific プロ54名のキーボード

当サイトが VCT Pacific 2026 の全12チーム54名について、公開されている使用機材を1件ずつ記録した集計です(集計日 2026-09-28。母数はキーボードのデータが取れた54名)。

モデル 使用者 使用率
Wooting 60HE v2 13名 24.1%
Wooting 60HE+ 9名 16.7%
Wooting 60HE 8名 14.8%
Wooting 80HE(Frost・Ghost・TenZ Edition を含む) 9名 16.7%
Wooting 80HE+ 1名 1.8%
カスタムキーボード 4名 7.4%
その他(Razer・Pulsar・SteelSeries・ロジクール等) 10名 18.5%
母数:54名/集計日:2026-09-28/カラー違い・限定版は同一モデルとして集計。ロジクールは PRO X Keyboard(メカニカル)の1名のみ。

Wooting は54名中40名(74.1%)で、うち60%サイズ(60HE・60HE+・60HE v2)が30名です。プロの多くが60%を選んでいる点は、TKL の PRO X2 RAPID との大きな違いです。発売後にプロの乗り換えが出てきたら、この表を更新します。

どちらを選ぶかの目安(仕様から言えること)

  • この2社で日本語配列が必要なら PRO X2 RAPID。Wooting は Amazon.co.jp では US配列の出品しか確認できていません(日本語配列の磁気式キーボードは、ほかのメーカーからも出ています)
  • マウスを振る範囲を広く取りたいなら 60%(Wooting 60HE v2)。ファンクション列と矢印キーが無いぶん横幅が小さい。VCT Pacific で最も使われている形です
  • ソフトを開かずに設定を変えたいなら PRO X2 RAPID。本体の有機ELとローラーで、試合中でも調整できる設計です
  • ファンクション列と矢印キーが要り、プロと同じブランドがよいなら Wooting 80HE。Amazon.co.jp の出品は US-ANSI です

それぞれの注意点(メリット・デメリット)

  • PRO X2 RAPID のメリット:国内正規品が日本語配列。本体だけで設定できる。アクチュエーションを0.05mm刻みで設定できる
  • PRO X2 RAPID のデメリット:10/15発売の新製品で、プロの使用実績はまだ無い。TKLなので60%より横幅が大きい。スイッチ交換は磁気式のみ(メカニカルスイッチは挿せない)
  • Wooting のメリット:VCT Pacific プロの74.1%が使う実績。60%・80%からサイズを選べる
  • Wooting のデメリット:Amazon.co.jp の出品は英語(US)配列のみで、日本語入力のキー位置が変わる。80HE+ は Amazon.co.jp で出品を確認できず、国内で買いやすいのは 80HE まで。設定にはソフト(Wootility)が必要

日本で買えるか(2026-09-29 実査)

  • Logicool G PRO X2 RAPID(ブラック・Amazon.co.jp限定) — 予約受付中・発売予定日 2026-10-15・出荷元/販売元 Amazon.co.jp・国内正規品・日本語配列。ホワイト(Amazon.co.jp限定)とピンク(通常版)もあり、Amazon.co.jp限定版は壁紙ダウンロード付き
  • Wooting 60HE v2 — 2026-09-28実査:新品・出荷元 Amazon/販売元 LEXIS JAPAN・US-ANSI
  • Wooting 60HE+ — 2026-09-28実査:新品・出荷元 Amazon/販売元 LEXIS JAPAN・商品名に国内正規代理店・US配列
  • Wooting 80HE — 2026-09-28実査:新品・残りわずか・出荷元 Amazon/販売元 株式会社インタープライム・US-ANSI
  • Wooting 80HE+ — Amazon.co.jp で出品を確認できず(2026-09-29)

PRO X2 RAPID の発売日(10/15)は、Amazon のプライム感謝祭(先行セール 10/13〜15、本番 10/16〜19)と重なります。発売直後の製品がセール対象になるかは、現時点では分かりません。

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※仕様はメーカー公式ページ(2026-09-29確認)、プロの使用機材は各選手の公開情報を当サイトが記録したもの(集計日 2026-09-28)です。価格は変動するため記載していません。製品リンクにはアフィリエイトを含みます。