初心者のうちは何が必要で何が不要なのかわかりにくく、無駄な買い物をしてしまう失敗が多いものです。
当サイトが、公開されている使用機材の集計と商品ページの実査をもとに、初心者がまず揃えるべきデバイスの優先順位を「最低限セット」「コスパ良好セット」「快適環境セット」の3パターンで提案します。各デバイスの選び方の基本も網羅し、無駄なく上達できる環境構築を完全ガイドします。
この記事を読めば、自分の予算と目的に合った最適なデバイス構成が見つかります。ぜひ参考にして、最速で上達できる環境を作ってください。
FPSデバイスの優先順位|まず何を買うべきか
※各デバイスの具体的なおすすめモデルは、コスパ最強ゲーミングマウス10選や超軽量マウス10選など各特集で予算別に詳しく紹介しています。
| 優先度 | デバイス | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | ゲーミングマウス | エイム精度に直結・最重要 |
| 2位 | ゲーミングモニター | 240Hz以上で敵が見やすくなる |
| 3位 | ヘッドセット/イヤホン | 足音で敵位置把握 |
| 4位 | マウスパッド | マウス性能を最大化 |
| 5位 | キーボード | ラピトリで連射精度UP |
| 6位 | ゲーミングチェア | 長時間プレイ疲労軽減 |
| 7位 | マイク | VC連携で勝率UP |
【予算3万円】最低限スタートセット|まずFPSを始めたい人へ
最小予算で揃えるなら、マウス・ヘッドセット・マウスパッドの3点に絞ります。モニターやキーボードは家にあるもので代用し、本当に必要になったら買い足す戦略です。
| デバイス | 製品名 |
|---|---|
| マウス | Logicool G304 LIGHTSPEED |
| ヘッドセット | Razer BlackShark V2 X |
| マウスパッド | SteelSeries QcK+ |
| モニター | AOC 24G2SPE/11(あれば追加) |
| 合計(マウス+HS+パッド) |
マウスはLogicool G304 LIGHTSPEEDが鉄板。入門価格帯でワイヤレス接続が手に入り、HEROセンサーで実用性能も十分です。ヘッドセットはRazer BlackShark V2 XはV2 Proと同じTriForceドライバーを搭載した有線モデルで、価格を抑えたい人に向きます。マウスパッドは定番のロングセラーSteelSeries QcK+で問題ありません。
【予算5万円】コスパ良好セット|FPS本格デビューに最適
5万円予算ならモニターも含めた本格セットが組めます。中級者まで通用するスペックで、デバイス起因の弱さを完全に排除できる構成です。
| デバイス | 製品名 |
|---|---|
| マウス | Razer DeathAdder V3 HyperSpeed |
| モニター | Pixio PX248 Wave (200Hz) |
| ヘッドセット | HyperX Cloud III |
| マウスパッド | Razer Gigantus V2 |
| キーボード | ATTACK SHARK X65 HE (ラピトリ) |
| 合計 |
マウスはRazer DeathAdder V3 HyperSpeedで55gのエルゴ形状+ワイヤレスを1万円台で実現。モニターは2万円以下で200Hz・Fast IPSのPixio PX248 Waveが優秀。キーボードはATTACK SHARK X65 HEなら、抑えた予算でラピッドトリガーを試せます。
【予算10万円】快適環境セット|上位ランクを目指す本格派へ
10万円予算ならプロと同等の環境が組めます。デバイス性能で勝敗が決まるシーンはほぼなくなり、純粋に練習量と戦術理解で上達を狙えるレベルです。
| デバイス | 製品名 |
|---|---|
| マウス | Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 |
| モニター | BenQ ZOWIE XL2566K (360Hz) |
| イヤホン | SHURE SE215 |
| マウスパッド | Artisan 零 FX SOFT |
| キーボード | MonsGeek FUN60 Pro SP |
| 合計 |
マウスはVCTプロ採用率No.1のLogicool G PRO X SUPERLIGHT 2、モニターも同じくプロ標準のBenQ ZOWIE XL2566K。イヤホンは日本プロ定番のSHURE SE215。これでVCT Pacific選手と同等の環境が手に入ります。
初心者が陥りがちな失敗5選
失敗1:高すぎるDPI設定で買い替えを繰り返す
FPSプロの大半はDPI 800・ゲーム内感度0.3〜0.5の低感度です。最初から高感度に慣れると後でゼロからやり直しになるため、最初から低感度で始めましょう。
失敗2:60Hzモニターのままプレイ
60Hzと144Hzでは敵の見え方が別物です。一般モニターで頑張るより、2万円以下の入門ゲーミングモニター(Pixio PX248 Wave等)を最優先で導入すべきです。
失敗3:Bluetoothヘッドセットを使う
BluetoothはコーデックによってFPSで致命的な遅延が出ます。必ず有線または2.4GHzワイヤレスのゲーミングヘッドセットを使いましょう。
失敗4:マウスパッドを買わない
マウスはマウスパッドと組み合わせて初めて性能を発揮します。机直置きはセンサー誤動作の原因にもなり、必ず3〜の専用パッドを用意してください。
失敗5:いきなりプロと同じ高額機材を買う
10万円のキーボードを買っても、上達するわけではありません。初心者は1〜3万円の中位機で十分。プレイスタイルが固まってから上位機を検討する方が無駄がないです。

予算別早見表
| 予算 | セット内容 | 到達レベル |
|---|---|---|
| 1.5万円 | マウス・HS・パッドのみ | FPS入門 |
| 5万円 | +モニター+ラピトリキーボード | ゴールド〜プラチナ |
| 10万円 | プロ標準デバイス一式 | ダイヤモンド以上目指せる |
| 20万円 | +ハイエンドモニター(360Hz)・チェア | 競技志向 |
よくある質問
ゲーミングPCも必要ですか?
VALORANTやAPEXは比較的軽量なので、GTX 1660 SUPER以上ならミドルレンジPCで遊べます。240fps以上を目指すならRTX 4070以上が推奨です。本記事のデバイスはPS5にも対応するので、コンソール環境でも活用できます。
中古デバイスは買っていい?
マウス・キーボードはスイッチや表面の劣化があるため、新品推奨です。モニターは状態が良ければ中古もアリ。ヘッドセットは衛生面で新品推奨です。
セールはいつ狙うのがベスト?
Amazonプライムデー(7月)・ブラックフライデー(11月)・サイバーマンデー(12月)が大きな値引き時期です。RazerやLogicoolは2〜3割安くなることもあります。
どの順番で買い揃えるべき?
マウス→モニター→ヘッドセット→マウスパッド→キーボードの順がおすすめ。マウスとモニターが最も体感差が大きいので、まずここに投資すべきです。



まとめ
FPS初心者がまず揃えるべきは「マウス・モニター・ヘッドセット」の3点です。予算3万円から始めて、上達と共に段階的にアップグレードしていくのが最短ルート。本記事のセット例を参考に、無駄なく最適な環境を作ってください。
デバイスは道具に過ぎず、上達の本質は反復練習です。しかし、適切な道具を選ぶことで練習効率は確実に上がります。本記事があなたのFPS上達の第一歩になれば幸いです。
なお144Hz・240Hzが選べない、モニターが映らないといった症状は、設定ではなくケーブルや端子の規格が原因であることがほとんどです。切り分け手順は144Hz・240Hzが出ないときの直し方にまとめています。
揃える前に不安なことに、正直に答えます
不安①「全部揃えないと戦えないのか」
揃える必要はありません。むしろ一度に全部買うのが最も失敗しやすいパターンです。自分に何が合うか分からない段階でまとめ買いすると、合わなかったときの損失が大きくなります。
| 優先 | 買うもの | 目安 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1 | LANケーブル(CAT6以上) | — | 最も安く効果が確実。有線化は誰でも効く |
| 2 | マウスパッド | 3,000〜5 | 机直置きからの変化が最も大きい |
| 3 | マウス | 5〜 | 形が合えば安価でも戦える |
| 4 | イヤホン/ヘッドセット | 6〜 | 設定を詰めてからで十分 |
| 5 | キーボード | 7〜 | タイトルによって効果が変わる |
| 6 | モニター | 13〜 | fpsが出ていなければ活きない |
この順番で1つずつ買って、変化を確かめてから次に進むのが最短ルートです。何が効いたか分からなくなるのを防げます。
不安②「安い機材だと不利になるのか」
なりません。初心者のうちに機材差で負けることはほぼありません。
負ける原因の大半は立ち回りとエイムの安定性で、これは機材では埋まりません。それより「機材のせいにできない状態」を安く作るほうが上達は早くなります。5のマウスと2万円のマウスで、初心者の勝率が変わることはありません。
ただし例外が2つあります。①回線が不安定(撃ったのに当たらない、敵が瞬間移動する)②マウスパッドがない(机直置き)——この2つは実力以前の問題なので、先に潰す価値があります。
不安③「あとで買い直しになるのが怖い」
買い直しになる原因はほぼ決まっています。この3つを避ければ、大きな失敗はしません。
- サイズを見ずにマウスを買う:最も多い失敗です。手長を測り、全長と照合してください(手長別の適正サイズ)
- マウスパッドが小さすぎる:ローセンシに寄せると振り切れなくなります。迷ったら大きいほうを買ってください。小さくて後悔するケースのほうが圧倒的に多いです
- fpsが出ていないのに高Hzモニターを買う:体感が変わらず終わります。先にfpsを計測してください(Hzとfpsの関係)
不安④「PCのスペックが足りているか分からない」
ゲーム内のfps表示をオンにすれば、その場で分かります。これが全ての出発点です。
- 見るのは平均ではなく「一番下がる場面」:集団戦や建物が多い場所での最低値です
- 最低60fpsを下回るなら、まず画質設定を下げる:機材より先にここです
- 安定して144fps以上出ているなら、144Hzモニターが活きます
- 240fps以上出ていないなら、240Hzモニターを買う意味は薄いです
この数字が分かるだけで、モニターにいくらかけるべきかが自動的に決まります。
不安⑤「中古で安く済ませてもいいのか」
マウスとコントローラーは避けてください。主な故障がスイッチとスティックの摩耗で、これは外見から判断できません。
| 機材 | 中古の可否 | 理由 |
|---|---|---|
| マウス | × 避ける | チャタリングは使用時間に比例する |
| コントローラー | × 避ける | スティックドリフトが読めない |
| マウスパッド | × 避ける | 衛生面と摩耗 |
| モニター | △ 条件付き | パネルの使用時間が分からない |
| キーボード | △ 条件付き | ホットスワップ対応なら修理できる |
数千円の節約のために保証を失うのは、初心者ほど不利になります。トラブルが起きたとき、それが製品の問題なのか自分の設定の問題なのか判断できないからです。
不安⑥「結局いくらから始められるのか」
1万円あれば、勝率に効く部分は押さえられます。
- LANケーブル+マウスパッド+マウスで約1万円
- この構成で足りないのは、モニターとヘッドセットだけ:どちらも既存のもので当面は戦えます
- 音は設定で大きく改善できます:手持ちのイヤホンでも、設定を詰めれば足音は聞こえます(音設定の詰め方)
「10万円のセットを揃えないと始められない」ということはありません。順番を守れば、少額から段階的に強くできます。
PC選びは「推奨スペック」を見ても判断できません。推奨スペックでは足りない理由を図で解説で詳しく解説しています。





