VALORANTプロ使用率1位・2位を占めるRazer Viperシリーズ。現行のViper V4 Proと、型落ちになったViper V3 Pro、いま買うならどっちか——実売価格とプロの移行状況という2つの実データから結論を出します。
結論:黒でいいならV3 Pro、白が欲しいならV4 Pro
| Viper V3 Pro | Viper V4 Pro | |
|---|---|---|
| 廉価版 | SE版あり | — |
| プロ使用(当サイト集計) | MaKo・Xross・Rimuru・BuZzら | Meiy・HYUNMIN・Ivy・SugarZ3roら |
| 世界使用率 | 16.7%(1位) | 15.4%(2位・急上昇中) |
- 黒はV3 Proが安い:V3 Proの完成度は「現役プロが使い続ける」レベル。差額でマウスパッドまで揃うのは大きい
- 白はほぼ同額:V3 Pro白は人気で値下がりしておらず、V4 Proとの価格差もほとんどありません。白が欲しいならV4 Pro一択です
- 予算最優先ならV3 Pro SE:V3 Proよりさらに安価。仕様は一部異なりますが形状は同じです
プロの移行状況:新旧が共存中
当サイトのVCT Pacific検証(2026年7月)では、V4 Pro移行組にMeiy(DFM)・HYUNMIN(DRX)・Ivy/Francis(Nongshim)・kellyS(Team Secret)・SugarZ3ro(ZETA)、V3 Pro継続組にMaKo(DRX)・Xross(Nongshim)・Rimuru(元Team Secret)・BuZz(T1)・Primmie。世界使用率でもV3が16.7%で1位、V4が15.4%で2位と、「V3で困っていない選手は乗り換えていない」のが実態です。
つまり「V3 Proは古いから避けるべき」という状況では全くありません。トップレベルで現役の道具です。
V4 Proを選ぶ理由があるのはこんな人
- 白・限定色が欲しい人:前述の通り価格逆転気味で、V4を選ばない理由がありません
- 最新環境を長く使いたい人:これから2〜3年使う前提なら、現行世代を買うほうがファームウェア更新等の面で安心です
- 8,000Hzポーリングを試したい人:高フレームレート環境(240fps超)でわずかな滑らかさを求めるなら新世代が有利です
形状は共通=「合うかどうか」は同じ
ViperシリーズはV3→V4で大きな形状変更がなく、中型の左右対称・つかみ持ち向きという性格は共通です。そもそもViper系の形が合うか不安な人は、先にマウス形状の選び方を確認してください。ライバル機との比較はSUPERLIGHT 2 vs Viper V4 Proで解説しています。
購入リンク
V3とV4の差は約1ms、回線の差は数十ms
この2機種の実質的な差は8000Hz対応で、削れるのは1ms未満です。同じ7の差額を回線の見直しに回したほうが、体感の変化は大きくなる可能性があります。
ping重視で光回線を選ぶ
スペック比較表と、表のどこを見るべきか
先に数値を並べます。価格は2026年7月時点の価格.com最安で、Amazonの実売はここから10〜25%高いことがあります。
| 項目 | Viper V3 Pro | Viper V4 Pro |
|---|---|---|
| 重量 | 54g | 49g |
| 発売 | 2024年 | 2026年3月24日 |
| 無線8000Hz | 標準では非対応 | 対応 |
| VALORANTプロ使用率 | 16.7%(1位) | 15.4%(2位) |
| 全ゲーム横断の使用率 | 13.2% | 7.5% |
この表で見るべきは3行だけです。重量差5g、8000Hzの有無、そして色ごとの価格差。それ以外の項目は購入判断をほとんど動かしません。理由を順に説明します。
8000Hzは、実際どれだけ違うのか(正直な数字)
V4 Proの目玉は無線8000Hz対応です。ただし1000Hzとの実際の差は0.5msです。
| ポーリングレート | 報告間隔 | 1000Hzとの差 |
|---|---|---|
| 1000Hz | 1ms | — |
| 4000Hz | 0.25ms | 0.75ms |
| 8000Hz | 0.125ms | 0.875ms |
表の「報告間隔」は1000msをポーリングレートで割った計算値です(例: 1000 ÷ 4000 = 0.25ms)。製品ごとの実測値ではありません。
そして代償があります。8000Hzで運用するとバッテリー消費が75〜85%増えます。1000Hzなら数日持つ充電が、8000Hzでは1日単位になる計算です。
加えて、8000Hzを活かすには240Hz以上のモニターとfpsが安定して出ているPCが前提になります。144Hz環境では、そもそもマウスが送った情報を画面が受け取りきれません。「8000Hzのために差額を払う価値があるか」は、モニター環境で答えが変わります。
5gの重量差は体感できるのか
54gと49g。数字としては約9%の差ですが、この帯域では体感差は小さいというのが正直なところです。
- 80g→60gは明確に分かる:振り出しの初速が変わり、腕エイムの人ほど差を感じます。
- 60g→50gは慣れると分からなくなる:1週間使えば基準がそちらに移ります。
- 54g→49gは、持ち替えた直後だけ分かる:翌日には差を意識しなくなる水準です。
重量を理由にV4 Proを選ぶなら、5gではなく「今使っているマウスから何g軽くなるか」で判断してください。80g台から乗り換えるなら、どちらを選んでも劇的に変わります。
買う前に不安なことに、正直に答えます
チャタリングで壊れないか
どちらもRazerの第3世代光学スイッチを採用しています。作動0.2ms・9,000万クリック耐久で、金属接点の摩耗で起きるチャタリングは原理的に発生しません。2万円台の出費で最も不安な「1年で二重クリックになる」問題は、この2機種では考えなくて構いません。
自分の手に合うか
形状は共通なので、V3が合わない手にはV4も合いません。判断は今使っているマウスの寸法から逆算するのが最も確実です。全長・高さ・くびれ位置の3つを実測して比べてください。センサー性能は判断材料になりません。
プロ使用率をどう読むか
V3 Proが1位、V4 Proが2位という数字は、V3のほうが優れているという意味ではありません。V4は2026年3月発売で、プロは大会シーズン中に手に馴染んだ機材を変えたがらないためです。数字が示しているのは性能差ではなく移行の途中経過で、スポンサー契約の影響も含まれます。
今が買い時か
V3 Proは後継が出た型落ちなので、これ以上大きく値下がりする余地は残り少ない状態です。逆にV4 Proは発売から日が浅く、セール時期に下がる可能性があります。急がないならプライムデーやブラックフライデーを待つ判断はあります。
白モデルの価格が特殊な理由
V3 Proの白は値下がりしておらず、V4 Proとほぼ同額です。白を選ぶ人にとっては価格差がほぼ消えるため、新しくて軽いV4 Proを選ばない理由がありません。この記事の結論が「黒はV3・白はV4」なのはこのためです。
この2機種以外の選択肢(同じ予算で比べるなら)
2万円前後という予算は、他の有力機種と真正面から競合します。形状の好みで決まる部分が大きいので、候補は広げておいて損はありません。
| モデル | 実売の目安 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| Viper V3 Pro(黒) | V4 Proより安い | コストと実績のバランスが最良 |
| Viper V3 Pro SE | V3 Proより安い | Viperの形を最安で試す |
| DeathAdder V3 HyperSpeed | — | 左右対称が合わない=エルゴ形状が欲しい |
| G PRO X SUPERLIGHT 2 | 2万円前後 | やや丸みのある形状が好み |
左右対称形状そのものが手に合わない場合、V3とV4のどちらを買っても解決しません。その場合はエルゴ形状の形状別の選び方を先に読んでください。Logicoolとの比較はG PRO X SUPERLIGHT 2 と Viper V4 Pro の直接比較にまとめています。
よくある質問
Q. V3 Proはいつまで買えますか?
型落ち後は在庫限りで徐々に品薄になり、白など人気カラーから値上がり・消滅していくのが通例です。V3狙いなら早めが安全です。
Q. V3 Pro SEは何が違う?
形状は同じままコストを抑えた仕様の廉価版です。約1.5万円台でViperの形を試せる入口として優秀です。
Q. さらに安くViper系の形を試したい
Viper系形状の系譜にある中華ブランド機という選択肢もあります。中華ゲーミングマウス特集をどうぞ。
まとめ
「黒=V3 Proで7節約」「白=V4 Pro一択」「最安=V3 Pro SE」。この3行が2026年7月の答えです。他の候補との比較はプロ使用率TOP10とコスパ最強10選をご覧ください。
Razerはマウス以外のカテゴリでも選択肢が多く、価格差が何への対価なのかを把握しておくと無駄がありません。全カテゴリの整理はRazer完全ガイドにまとめています。
V3 Proには同梱ドングルが1000HzのSEがあり、8000Hz版とは別物です。Viper V3 ProとSEの違いで詳しく解説しています。





